「ゴーストハント」1巻 小野不由美(図書館)を読む。面白い。 女子高生が助手のゴーストバスターズもの。復刊。 最初と最後が強引というかアリかナシか迷うトコロだけど、中盤の迷走酩酊感は さすが。

「宇宙へのパスポート」2巻 笹本祐一(図書館)を読む。面白い。 ラノベ小説家のロケット打ち上げ観戦記。今回は1997〜2003年の日本限定で主に宇宙研のロケット、計7発。宇宙研は、東大の糸川英夫の流れ。固体燃料で本州鹿児島の内之浦か。(対するNASDAが液体…

「海神襲来」広瀬公巳(図書館)を読む。面白い。 2004年に22万人の死者(推定)*1を出したインド洋大津波の本。インドネシア・タイ・スリランカ・マレーシアの生存者に対する聞き取りを編集している。主にインドネシア。 村上春樹「アンダーグラウンド」のよう…

「オオカミさんととっても乙女な分福茶釜」沖田雅(図書館)を読む。面白い。 学祭回。ランダムに読んでいるのでココに記録しとかないと。 . . . ところでこのサイトのメインコンテンツは短歌です。→ポチっとな

「破滅の箱」 牧野修(図書館)を読む。面白い。 刑事もの。久しぶりに小説を堪能した。陰惨。上下巻の上巻みたいだけど、この巻だけでも完結性はある。

「日本人へ 国家と歴史篇」塩野七生(図書館)を読む。面白い。 小説家の床屋政談的コラム。安倍政権から民主党政権くらいまで。塩野七生は大連立が好み。 . . . ところでこのサイトのメインコンテンツは短歌です。→ポチっとな

「のぼうの城」和田竜(図書館)を読む。面白い。表紙はオノ・ナツメ。 埼玉は行田あたりの歴史小説。登場人物は石田三成、大谷吉継(ぎょうぶ)(→)、長束正家など。 話を一言でいえば「窮鼠猫を噛む」。弱者も強者の言うがままではなく、戦い方*1も交渉の余地も…

「とある魔術の禁書目録SS」2巻 鎌池和馬(図書館)を読む。面白い。 とあるシリーズは まだらに読んだり視聴したりしている*1。本巻はショートストーリー集で初見にも優しいという事で読んでみた。 キャラごとに章が割り当てられており、全22章。思いの他、1…

「有村ちさとによると世界は」平山瑞穂(図書館)を読む。面白い。 連作の短編4つ。前作「プロトコル」の外伝。 という程、「プロトコル」を覚えていない。これほどキレイさっぱり記憶から焼却しているのも珍しい。 読んでる途中から、なんとなく既読の本と繋…

「とある飛空士への追憶」犬村小六(古本)を読む。面白い。この巻だけで完結。 架空世界*1の架空戦記のボーイミーツガールもの。主人公は21才。 非常にオーソドックスで明瞭なストーリー*2と、時たま「おっ」と思わせる文章力でなかなかお得感のある佳品。空…

「少女不十分」西尾維新(新刊)を読む。面白い。北与野書楽で買い。表紙イラスト:碧風羽 私小説風ミステリ。少女vs西尾維新。どちらかというと短編向きな話。 語り出しは「ニンギョウがニンギョウ」を思い出す。うねうねっとした文体。自分が主人公、しかも加…

「不動カリンは一切動ぜず」森田季節(図書館)を読む。面白い。2010年発行。 奇病とテクノロジーと宗教が混合した近未来SF。主人公は中学生。森田季節は初めて読む。 ハヤカワでしか聞いた事のない作家って大抵ハズレかと思ってたけど、喰わず嫌いはイカンな…

「宇宙へのパスポート」笹本祐一(図書館)を読む。面白い。読みにくいが。 ラノベ小説家のロケット打ち上げ観戦記。1999年日本H2、2000年スペースシャトル、2001年欧州アリアンV、2001年日本H2A、の4発。科学ライターの松浦晋也も補足コラムを数頁書いている…

「貴族の階段」武田泰淳(図書館)を読む。面白い。前に読んだ「十三妹」より面白かった。 百合小説(日本の上流階級の少女)にして歴史小説(半虚構)。昔のラノベって、こんな感じか。 実在の人物がモデルになっているのだから、腐の用語を使うと生モノになるの…

「探偵・花咲太郎は閃かない」入間人間(図書館)を読む。面白い。 アンチミステリ連作集5篇。シリーズ1作目。 表題作にして1作目のダメ探偵っぷりがひどい。(良い意味で) 「電波女と〜」のエリオット、こんな所に出演してたのか。 読んだ順番、視聴した順番は…

「ろまん燈籠」太宰治(図書館)を読む。面白い。 短編集17編。 森見登美彦の「恋文の技術」を読んでから本書を読むと、森見登美彦の芸風って太宰治と同じなんだな、と感慨。今更か。特に本書収録の『みみずく通信』や『恥』などで強く思う。. . . ところでこ…

asin:4591124215 「恋文の技術」森見登美彦(図書館)を読む。面白い。 主人公は都落ちした院生。全文手紙形式。1人の視点なのだけど相手を変える事によって、1つの物事を多角的に視る"藪の中"方式採用。同じ楽章を繰り返した後、先に進む楽譜のような。

「狼と香辛料」外伝3巻 支倉凍砂(図書館)を読む。面白い。 短編集。 最初の短編はドラマCDの方を先に聴いた。「メディアの違いを理解せよ」サンプル。結構違ってる。 最後の短編は「キノの旅」かと思った。羊飼いに焦点。. . . ところでこのサイトのメインコ…

「オオカミさんとおかしな家の住人たち」沖田雅(図書館)を読む。面白い。 アニメは残念だったけど、原作は面白い。というかアニメを先に視聴済み。その後に原作をランダム順に読んでいる。 終盤間近だが、あとがきによると本巻で書きたい事は全て書いてしま…

「犬坊里美の冒険」島田荘司(図書館)を読む。面白い。 西村京太郎のミステリて、こんな感じなのかなという渋い設定だったが、結局島田荘司らしいバカミスだった。推理には加わらないが、御手洗関連キャラも出演。 ラスト何となく夢なんじゃないかという疑念…

「文芸漫談」奥泉光・いとうせいこう(図書館)を読む。面白い。 奥泉光、いとうせいこうの小説家の2人が観衆を前に文学について対談したのを文字おこし。 ユーモアについて現在の小説が漱石に劣っているとすれば、その原因の1つは、文語的な言いまわしや漢語…

asin:4198933235 「外務省ハレンチ物語」佐藤優(図書館)を読む。面白い。 エロ同人の原作にしたいと言ったら作者は喜ぶのではないだろうか。外務省のセクハラ・パワハラを小説化。 徳間書店とは結構良い所から出てるなと思ったら、初出は雑誌「アサヒ芸能」(…

「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎(図書館)を読む。面白い。 逃亡小説。主人公は30才前後。前半は大学生の頃の回想(リア充)を織り交ぜる。読中のテイストからハッピーエンドだとは思っていました。リア充ってのは、つまり気の効いた会話ができるってコトだ…

「V.T.R」辻村深月(図書館)を読む。つまらない。 スペオペ(他の星で西部劇)。 ミステリ作家辻村深月の新境地かと期待したけど不発。殺し屋でリリカルな話は無理だろ。 . . . ところでこのサイトのメインコンテンツは短歌です。→ポチっとな

前巻リンク 「15×24」6巻 新城カズマ(図書館)を読む。面白い。 高校生が主役の24もの*1。イラストは箸井地図。最終巻。 なんとなく村上春樹を連想したとか、そういえば蓬莱学園の頃から勢いで書く人だったとか、ラノベとしては長すぎるとか。 やはりラノベと…

ドイツの物理学者ブラウンは、マルコーニと同時にノーベル賞を受けた。ブラウン管の発明者として名を残す。 アメリカ旅行中に第一次世界大戦となり、捕虜扱いされ、ニューヨークで死去。 asin:4101098484 「きまぐれ遊歩道」星新一(図書館)を読んでいる途中…

「アリフレロ」中村九郎(図書館)を読む。つまらない。 高校生が事件に巻き込まれるラノベ。 中村九郎の詩っぽさを楽しめる人は問題ないのかもしれないが、主役も敵役も見せ場ないまま終わった印象。キャラを広げすぎたのが敗因だと思う。

asin:4334747582 「少女ノイズ」三雲岳斗(図書館)を読む。面白い。 ジャンルは最初わからないまま読んだ方が面白いのかも。まあヴ ィ ク ト リ カやしずるさんと同ジャンルなんですが。 ヘッドホン少女の設定は無くても良かったか。なんか間口を狭くする感。…

「萩原重化学工業連続殺人事件」浦賀和宏(図書館)を読む。つまらない。 超ミステリ。シリーズものではないと思う。 浦賀和宏にしてはキチンと話が成立してると思った。被害者の表情が安らかなのを考えれば正答にたどりつけて当然だったか。 ただ、視点として…

前巻リンク 「15×24」3-5巻 新城カズマ(図書館)を読む。面白い。 高校生が主役の24もの*1。イラストは箸井地図。 3巻 そういうイベントもありなのか。この小説世界。 4巻 このキャラまで揺らぐのか。う〜ん、評価しない。不安定すぎ。 213頁からの西と笹浦の…