宇宙へのパスポート 2
「宇宙へのパスポート」2巻 笹本祐一(図書館)を読む。面白い。
ラノベ小説家のロケット打ち上げ観戦記。今回は1997〜2003年の日本限定で主に宇宙研のロケット、計7発。宇宙研は、東大の糸川英夫の流れ。固体燃料で本州鹿児島の内之浦か。(対するNASDAが液体燃料で種子島。現在JAXAに統合。) 宇宙研の経緯は松浦晋也のコラム部分に詳しい。
内之浦の手作り感が微笑ましい。フォン・ブラウンの言葉「これからの宇宙開発は国家のような巨大な組織をもってしか成し得ない」を裏切るような「工事現場の指揮所」的ショボさ…らしい。
最後のMV5号機は「ハヤブサ」積んだロケット。的川泰宣いわく
「今回のミッションについては100点満点の減点法ではなく、打上げが成功したら100点、イオンエンジンが予定通り運用できれば更に100点、小惑星にランデブーできれば100点、サンプルが採れれば100点、戻ってこれたら100点と500点満点くらいの加点法で考えて頂きたい」との事。
脱線知識だが、空港は行政上、第一種から第三種までわかれる。
第一種空港 国際空港 羽田・成田・伊丹・関空セントレアなど。建設費は100%が国。
第二種空港 国内空港の基幹となる空港 千歳・福岡など 建設費は国が75%、地方が25%。
第三種空港 地方空港 種子島空港など。建設費は国と地方が半々
……
書いてる途中でwiki()見たら、第一種から第三種に分けるのは古い知識みたいだ。旧第一種空港とかになってる。
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