■
「浪人市場」1巻2巻 山手樹一郎(図書館)を読む。面白い。
長編時代劇。
戸梶圭太*1ばりの安い悪人たちが住む"はだか長屋"を舞台に、鳥居耀蔵から解雇された素浪人が大暴れする。最初の展開は「幻魔大戦」を連想。あと右手落とし過ぎ。
3章目『非情の星』あたりで途中放棄しそうになる。浅岡伊助、市岡彦四郎あたりは も少しキャラの違いを明確にして欲しい。
女性は山手樹一郎を性差別の人として嫌うかも。悪人の言う「女は押し倒せばどうにでもなる」うんぬんや、「主人公は女にだらしないのでは」疑惑とか*2。
長編といっても、継ぎ接ぎ構成でシリーズとしての敵とか完結性とかあまり無い。
4章目『花散る里』が「浪人市場」の最終章として読んだけど違ってるのかな。ISBNもないような春陽堂の文庫の2巻組みで読んだのだけど。 →まだ途中巻でした。早合点。
メモ 軍鶏駕籠破り(とうまるかごやぶり) 白縮緬(しろちりめん)
感想リンク 信兵衛の読書手帖さん