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「恋物語」西尾維新(古本)を読む。面白い。シリーズ最終巻。
化傷偽猫(黒白)傾花囮鬼恋の刊行順。鬼は未読だ。飛ばした。
与野の古本市場で1000円。戦場ヶ原についての物語。
1行目から騙された。これ壁に本を叩きつける人いるんじゃないか。いや面白かったけど。
ニュートリノについては実験の誤りで「光最速」っぽいです。シュタゲ史観だとCERNは陰謀を企む組織なので、どれが本当かわかりませんが。
(以下ネタばれ)
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囮物語の後書きで、囮物語の続きは恋物語のような事を書かれていて、それで鬼物語を飛ばして本書を読んだ訳だが、囮物語の後書きって今に思えば軽い嘘があったな。あの後書き おおまか合っていたけど、本書は卒業式も無ければ最終作でもないよ。
本書は……ハードボイルイド小説だ。ひょっとして物語シリーズは、それぞれ有名ミステリが基になってたりするんだろうか。物語だけに。
読み終わって疑問な点だが、尾行者は扇で良いのだろうか。また撫子が騙されなかったのも扇が事前に教えた所為でOK?
メメが現れない理由は既に死んでいるからなのか。
最後、「花物語」読んだから安心してるけど、「花物語」の方が幽霊なのか。だって奢る貝木は不自然→生身では無い…いや、「恋物語」でも結構奢っているし、そもそも幽霊じゃ奢れないか。ん?でも、この世界の幽霊は物体を掴める訳だし、金を持てない訳でもないのか。金が無くても騙してレジを通り抜けても良い訳だし。「恋物語」の最後、助かりようがない気もするがな。
あと、これは疑問というより勘違いなのかもしれないが、戦場ヶ原と貝木の関係について、かなり早い段階でネタばれくらった気がするんだよな。「化物語」放映中/配信中にネタばれされたと思うのだが、まだ本書は出版されてないよな。書き下ろしだし。*1
委員長、チートキャラと言われてるけど、今回の事件の対応では戦場ヶ原の方が有用なんじゃないだろうか。「囮物語」でも「恋物語」でも戦場ヶ原が解決のキーだった。この辺は「鬼物語」読めば納得できるのかな。
123頁、委員長は「嫌いな相手に私服は見せたくない」って言ってたそうだけど、暦が委員長の私服を見たのは「傾物語」が最初だっけ。
「恋物語」伏線は「囮物語」83頁上段後ろから7行目から4行目までを読めばわかるからフェア。
予想: 『こよみブック』の語りは戦場ヶ原。
感想リンク　エムジェイ・ノーヴォスチさん
連想小説　「魍魎の箱」
pixiv絵リンク　宇宙烏賊さん

*1:無駄にミステリーだ