子供たち怒る怒る怒る
「子供たち怒る怒る怒る」佐藤友哉(図書館)を読む。面白い。
中短編集。家族愛(異様)とか同時多発的な状況とか、いつものユヤタンなのだけど「新潮」という初出誌のせいか大人に向けてのメッセージな気がする。あとエンディングを放り投げ気味なのも初出誌のせいか。
表題作「子供たち怒る怒る怒る」は殺人鬼「牛男」が跋扈する町に転校してきた小学生男子の話。ミステリーランド(子供向けミステリのレーベル)みたいな設定。
「慾望」「生まれてきてくれてありがとう!」は失敗した実験小説として読んだ。
ちなみに作者の既読ベストは「水没ピアノ」。本書の表題作が2番目かに。
感想メモリンク 平山瑞穂  くらやみプラスチックさん Hybrid No.9→underdogさん 記憶拿捕さん オタで百合好きで仮面浪人生な女子大生の日記さん BLUE ON BLUE(XPD SIDE)さん