ベトナム怪人紀行 (角川文庫)
ベトナム怪人紀行」ゲッツ板谷(図書館)を読む。面白い。
ゲッツ板谷鴨志田穣・鈴木君(気弱な現地コーディネーター)のベトナム漫遊記。
手乗り鹿を求めたり、怪しいおじさんに再会しに行ったり、元べトコンに同国人同士殺しあうのはどういう事か訊きまわったり、ナンパしたり、枯葉剤撒かれた地域の障害者学校に行ったりしてる。ゲッツ板谷がヤンキー目線で突っ込みまくり、といういつもの芸なのだが、今回ちょっとシリアス。血の匂いも含めたベトナムという土地にヤンキーとして真摯に向き合っている。ま、基本的には漫遊記だけど。
鴨志田穣アジアパー伝 (講談社文庫)が東南アジアのダウナー系の名著なら、本書はアッパー系の名著。
サイバラのイラストはべトナム関係なし。