2004-12-26 ■ 本 「蘆屋家の崩壊」 津原泰水(つはらやすみ) (図書館)を読む。面白い。 大宮という語で始まっている。ちっとも舞台にはなっていないが。 最初の話の文章のわかりにくさから不安を感じたが面白く読めた。 恐怖小説幻想小説というより不思議な説話を集めた古典の現代版のよう。連作。 神経症のまま書ききった「水牛群」が一番印象に残るが、他が整った上での破調だからであろう。