ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を 菊地敬一(図書館)を読む。面白い。
ヴィレッジ・ヴァンガード創業者が「週刊新刊全点案内」(業界紙?)で書いたコラムを集めたもの。苦労話から読者(店長やバイト)の悩み相談、仮想のヴィレッジ・ヴァンガード昇進試験などいろいろやって企画魂を見せてる。委託・買い切りの仕組みや「開店資金いくらなら何坪の店はどうでしょう」「人件比率が多すぎます」など具体的なアドバイスなど半可通がよだれを垂らす知識がいっぱい。(フランス書院のスリップは16円とかABCの仕入れ担当は「学芸員」と呼ぶとか)
自転車を前後逆に駐輪した客を万引きする客と見抜いた店員は立派だ。傭兵向きだ。
「男性しか雇わない(現在も?)」「足場を組むべき高所のペンキ作業も梯子で十分」など体育会系思考(俺には馬鹿に見える)も見せる。

大宮ロフトにヴィレッジ・ヴァンガードが開店するそうだが、ジュンク堂との競合は平気なのか。大宮だとステラタウンに雑貨専門の「new style」という店を出している。