「神様のメモ帳」最終回・シリーズ感想

某所で「ヤクザのメモ帳」「暴力団て素敵やん」とコメントされていた「神様のメモ帳」が終了。
最終エピソードは『1番面白い』と噂されていた原作1巻だったのだが、特に他の話と変わらず。なんか いつもどこかしらグダるな。
結局、アニメ「神様のメモ帳」で1番面白かったのは1話だ。キレイにまとっている。初見、このレベルならミステリものとしてアニメ「GOSICK」より上か、と過度な期待をしていたのだが。
アニメキャラとしては、ヴィクトリカより本作のニート探偵の方が実は好きだ。
「理論が100年かかって、橋頭堡を築いてようやくたどりつく地に、信仰の翼は一夜にして至る」
こんなゴツゴツした台詞は さすが原作が小説でなくてはありえない。でも活躍するのはニートではなくヤクザばっかりだったという印象。残念。
アニメシリーズとしての失速は、ニート探偵の僕(しもべ)たる3人の紹介回が無かった事にあると個人的に思っている。1話で主人公は3人の"ニート探偵の僕"に\アッカリーン/と馬鹿にされるのだが、その後(2話以降)3人に主人公が認められる展開になるとばかり思っていた。結局、3人のキャラも掘り下げないまま、何故"ニート探偵の僕"をやっているかもわからないまま「ヤクザのメモ帳」化してしまい、最終回に至る。
なので、ニートというキーワードは飾りだったのだなー という竜頭蛇尾感。