菊亭八百善の人びと〈上〉 (中公文庫) 菊亭八百善の人びと〈下〉 (中公文庫) asin:4101293074
「菊亭八百善の人びと」宮尾登美子(図書館)を読む。面白い。
昔からの料理屋を舞台にした戦後小説。事実をベースにしたらしい。同作者「鬼龍院花子の生涯」と同じの"変な家に来ちゃったなー"もの。
前半はハッキリしないモヤモヤしたストーリー展開だけど、終盤目が覚めたように明確になるので我慢強く読み進めよう。
余談だが"天城越え"って大元は戦後の心中事件だったのか。女子大生にして清朝-満州の皇帝の末、愛親覚羅慧生と男子大学生の心中。
天城山心中事件(1957年) 松本清張天城越え」(1959年) 石川さゆり天城越え」(1986年)。
感想リンク 3Pは「さんぴー」ってよみますさん
メモリンク 胡銅