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太陽の坐る場所
「太陽の坐る場所」辻村深月(図書館)を読む。面白い。
これは……モダンホラー? 後半の大仕掛けより前半のリアルな恐怖、そこはかとない狂気の雰囲気のほうが好き。
混乱した時点で「27番」の章を再読すべきだった。訳わからんまま読み進めてしまったのは残念。
「なんで吉田と清瀬が友達なんだ」とか「鈴原が水上を今でも許してないのは何故なんだ」(浅井閉じ込めに一役買ったから? でもその後のスカート紛失時には鈴原が水上の力になってるな)とか、よくわからん。鈴原と高間の結びつきが結局描かれなかったのが物語的にはフラストレーションか。高間→清瀬と同じベクトルで高間→鈴原なんだろうけど。
感想リンク 宵の徒然さん 木耳さん 棒日記VIさん
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中学の同級が地方女子アナになり、東京のアパートのテレビで知った体験がある。その時の感想は「テクノロジーって つまらんな」と。こういう風に成長したってのを一方的に押し付けるように知らされるのね。