上下巻まとめて感想 

乱鴉の饗宴 上 (氷と炎の歌 4) 乱鴉の饗宴 下 (氷と炎の歌 4)
乱鴉の饗宴」上下巻―氷と炎の歌シリーズ4 ジョージ・R・R・マーティン(図書館)を読む。面白い。
ファンタジー。騎士の架空歴史もの。
前巻リンク →シリーズ1巻リンク
続きもの。「乱鴉の饗宴」から読み始めても意味がないので注意。ひょっとして世界で一番面白いシリーズか。
いろいろと陰謀がうごめいてる本シリーズだが、まさか翻訳者という盤外まで策謀が飛び火するとは思わなかった。この「乱鴉の饗宴」から翻訳者が変更。こういう変更は避けて欲しいが、まあ無い事でも無い。しかし、登場人物の名前や用語まで今までと変えるとは。
出版社の過誤は
1 翻訳者の変更
2 翻訳者に人名・用語の変更を許した事
3 翻訳者を許した編集者を許した事
だろうか。三重の奇跡をすり抜けた作品というか、どういう陰謀なんだか。→翻訳者リンク
訳自体は それほど悪くないと思う。ルビとか難しい漢字とか好きな人なんだな、とは思ったけど。
あと目次はスルーした。従来のスタイル通り、次に誰が来るかというのも楽しみの1つなので。
以下本編感想。
新キャラのドーンのプリンスは「プロ幼女の人」。
サーセイが痛い子すぎる。「乱鴉の饗宴」の初手すら最後まで、それに尽きる。サーセイのターンだった。
表の主役がサーセイなら、裏の主役はハウンドだろうか。マジですか。遡って考えると前巻での"兄弟の告白"は対比させて感動すべきだったか。
本巻のキーワードは「女性」と「宗教」だろうか。手を変え品を変え いろいろと楽しませてくれる。
今後のちょっと注目キャラは貝殻の騎士ことレイナルドウェスタリングか。(下巻432頁428頁*1.)
最後つまりskin changerてコト?
しかしシオン放置しすぎ。
感想リンク 新版Kizurizmさん hirabatの大言妄語さん コンバンハチキンカレーヨ再さん amazon

*1:遡ると「剣嵐 の大地」上巻209頁中巻111頁