上中下巻まとめて感想

剣嵐の大地」上中下巻―氷と炎の歌シリーズ3 ジョージ・R・R・マーティン(図書館)を読む。面白い。
ファンタジー。騎士の架空歴史もの。前巻リンク 次巻リンク
続きもの。「剣嵐の大地」から読み始めても意味がないので注意。ひょっとして世界で一番面白いシリーズか。
今回感想は1冊ずつ。
剣嵐の大地〈1〉 (氷と炎の歌 (3))
おまえら全員うろうろしすぎ!
ロブとジョンは同時に女に迷ってるし。
しかし、ケイトリンて重要な所で判断間違えてないか。全ての元凶な気がしてきた。ティリオン捕獲といい、ジィエム放出といい。
なまじ優秀な戦術家なぶん戦略家として致命的。…言い過ぎか。彼女の助言で未然に厄災を防いでる面もあるし。
ティリオンお休みの回。その不活躍ぶりに前巻「王狼たちの 戦旗」はティリオンのターンだったと気付く。顔のキズとシェイの対面は結構ドキドキしてたけど、割とあっさり描写。
表紙の描き手が変わった。本書はサンサなんだろう多分。最初マージェリー・ティレルかと思った。
感想リンク コンバンハチキンカレーヨ再さん
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剣嵐の大地〈2〉 (氷と炎の歌 3)
うわあああああぁぁぁ!
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
剣嵐の大地」中巻のテーマは「ニアミス」か などと軽く構えてたら そう来るか。二度読みすると兆候は確かにあった。あちこちに。
348頁の「よろしく」は242頁からの伝言に違いない。ジェイムの頭の中で弟の結婚は「いい話」という事で落ち着いてるのか(151頁)。凄いポジティブ脳だな。
表紙はティリオンなんだろう多分。このマニピュレーターみたいな手で武器振り回せるのか。もっとドワーフっぽいのを想像してた。
この中巻を読了して、その後を一番心配したのはティリオン。甘い事言ってたらサンサに殺されるんじゃね、と。
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剣嵐の大地 3 (氷と炎の歌 3)
流浪-ニアミスと続いて邂逅の下巻。中巻の衝撃を癒すような暖かな巻。怒涛の展開は変わらずだけど、いろいろ収束した。一区切り感。
自分が意外とジェイムやハウンドが好きな武闘派な事に気付く。
ハウンド泣けるよハウンド。あとティリオンの結婚話。「七王国玉座」でもティリオンの結婚話は泣けたのに二度泣きだ。つまり正真正銘だったとは。嘘に納得して今までストーリーを読んでたのは ある意味ティリオンへの侮辱だった。
ジョフリーの剣は"未亡人の嘆き"。二度読みで気付く。
63頁、サンサはティリオンが鼻をこすった行為を「醜い顔にひきつける悪い習慣」と内心で断じたけど、彼女の「気にしい」な性格が良く出てる一文だった。
ケヴァン・ラニスターの兄好きっぷり(163頁)。ラニスターは兄弟仲良い。
下巻前半のポイントであるスタンニス王の突然な出現は素直に驚いた。盤外の構想を持つのはスタンニス王とタイウィン・ラニスターだけかも。もうスタンニス王の統一でいいじゃん、と思えてきた。
感想リンク そのナース、本読みにつき!さん 族長の初夏さん
pixiv絵リンク mo3さん(→サイト*1.) うのさん ライブラさん
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*1:氷炎×6