左90度に黒の三角 (講談社ノベルス)
「左90度に黒の三角」矢野龍王(図書館)を読む。面白い。
SFミステリ。てかバカミス
「殺人事件」に対するインプット情報の粗さが新しく魅力的。が、細かく符号が合う従来のミステリ的楽しさは味わえないかも。
まあ、53頁と131頁を読み比べるのが、この小説の一番の醍醐味か。キャラの使い捨てに定評のある作者だ。
最初主人公が事件に巻き込まれる前の独白的進行を読むと、やけに主人公のキャラが鼻について何かの伏線かと思った。
感想リンク * LIFELINE *さん