邪悪なる小説集
「邪悪なる小説集」小林恭二(図書館)を読む。面白い。
短編集8編。
火浦功が短編で得意としたエスカレーションSFを連想。しかし小林恭二は正当な評価を得てない気がする。面白いのに。
『予言』『虚妄』の奇妙な味も捨てがたいけど、『終末』がベストか。メロウだし、ラストがサイレント映画じみてる。
一気に読むと邪悪すぎて食傷するかも。
追記 参考文献の「元禄俳優伝」を読んだが、『再臨』は ほぼ全部フィクションのようだ。