よしよしわかった。じゃあ、大阪行政に対して、俺様が現実的な提案をしようじゃないか。
上記は、pal-9999の日記さんの大阪府庁への提言。(H20/6/7)
大阪の失業率は全国平均より並外れて高い という所から始めて提言してるのだけど、まずデータが古い。
平成13-16年のデータを元にしてる。たしかに、この頃の大阪は失業率が高いけど、最近はそうでもない。*1
という事をpal-9999の日記さんの上記エントリのコメント欄に投稿した↓。
http://d.hatena.ne.jp/pal-9999/20080607/p1#c1212915001
pal-9999の日記さんが↑コメントを読んだかは不明だけど、エントリは特に修正なく「大阪府は非常に失業率が高い」とアナウンスし続けている*2
.
読ませる文章というのは、まずキャッチーな導入部が要るのだろう。その為の「大阪府は非常に失業率が高い」だった。
pal-9999の日記さんの提言そのものは導入部なくても、単体で主張しえると思うのだが、読ませる文章としての価値が違ってくるのだろう。
文系的だな、と思う。
多分、「データが違っていたとしても結論は正しい」*3という話者の意識があるのだろう(このへん勝手な推測)。間違った導入部だとしても、それは「高貴な嘘」だという理論。
類似ケースは以下。
池田信夫(経済学者)の書いた下記エントリ
スパコンの戦艦大和「京速計算機」
に対し、牧野淳一郎(理系学者)が事実誤認の指摘↓
池田信夫氏の京速批判
をしたが、池田信夫は元エントリを修正していない。
要するに結論が合っているので、事実誤認のあるキャッチーな導入部を変えるのは嫌だ、と言っているようだ。
データを無視したり恣意的に扱うと理系ではトンデモと言われる気がするが、文系では物語の美しさがある程度 重要視されるのでは?
または↓

*1:平成20年1-3月平均の全国失業率は4.0%。大阪府は4.8%。http://www.stat.go.jp/data/roudou/pref/index.htmの”平成20年1〜3月期平均結果(エクセル:26KB)”より

*2:大阪府の人たちにとっては、ご愁傷さまだ

*3:pal-9999の日記さんの提言について正しいか正しくないか俺は言及しない。