3個前の妄想エントリで
公定歩合を上げる→銀行にお金が集まる→銀行以外に流れるお金が減る→デフレになる
という定説を書いたけど、最初どうもその定説を信じられなかった。
公定歩合と物価の関係は、公定歩合が上がれば資金調達コストが上昇して価格に転嫁され物価が上がるのかと漠然と考えてた。ネットで調べ、逆だと知ったがつらつら考えて未だ納得できない。
1.銀行にお金が集まるか?
「利率が悪ければ株投資すればいいじゃない」マリー・アントワネットのように考える人が多くいれば、利率の変動って個人消費とあんまり関係ないのでは。
また、利率がどうであれ収入の何%を貯金する人とか。
最初は「経済合理性のあるモデル」、次のは「経済合理性の無い無頓着なモデル」ですが、定説で考えられているのは「中途半端に経済性のあるモデル」なのでは?という疑問。
2.銀行にお金が集まったとして貸すだろ、結局?
預金額の大小だけでは「銀行以外に流れるお金」が減るか増えるか不明なのでは? だって銀行ってお金を貸すじゃん。
事業意欲が旺盛で貸しっぱぐれの無い好景気なら、銀行以外に流れるお金が増えるよな。利率が関係ないとは言わないけど景況感のほうが主要因では?
3.日本で利率低ければ、利率の高い国に行くのでは?
日本で借りて外国に預ける、という事は日本国内に流れるお金が減ってデフレ要因になるのではないだろうか。公定歩合を下げてデフレという定説の逆。
.
などなど思った。
思ってたら、「通貨が堕落するとき」を読み、"ボルカー・ショック"という事例を知る(203頁)。
FRB議長だったポール・ボルカーが、インフレ退治に金利を5%から20%に撥ね上げたケース。→wiki
中小金融機関はバタバタ倒れたけどインフレはおさまったとの事。う〜ん、公定歩合と物価て関係あるのか。
追記金利上げればすぐインフレがおさまるものではなかったらしい→自リンク(下方)
公定歩合を上げると景気が引き締まる(景気が悪くなる)というのは何となく理解できる。そっちは理解できるけど、公定歩合を上げるとデフレになるというのは、どの状況でもそうなのか今でも疑問符。
繰り返すが経済オンチです。
リフレ関係その後リンク
.
.
ところでこのサイトのメインコンテンツは短歌です。→ポチっとな