ゾラ・一撃・さようなら
「ゾラ・一撃・さようなら」森博嗣(図書館)を読む。面白い。
主人公モテモテのハーレム風ソフトボイルド。但し中年。
でも主人公の自由さは良い感じ。
ラストは
「そもそも電話に出るよりも、窓から皆を下がらせるほうが先」「部屋に入った時、火薬の匂いはしなかったのか、自慢の嗅覚はどうした」「外から見ると、犯人の一味というか犯人そのものに見える主人公が口先一つでお宝を強奪できる警備体制って、どうなの。殺さなくても、口先ひとつで盗って自動車に乗り込めば済むのでは」「証人(というか容疑者に見える)親子が何故フリーなのか」「ていうか海外に逃げても追えよ」とか。
まあ、「ゾラ」とは犯罪プロジェクトの名称で、実行犯自体は使い捨て なのかな。
感想リンク 秋山真琴の積読崩しさん