ガダラの豚 3 (集英社文庫) asin:440853191X 
ガダラの豚中島らも(図書館)を読む。面白い。
アフリカもの。魔術とテレビ。
執筆されたのが1991年でオウム事件発覚が1995年か。先駆けてる。
初盤、ストーリー展開されていく中での人物描写に雑さを感じた。素っ気無さというか。展開が壮大な分だけ、キャラへの愛というか細やかさは反比例してるかんじ。逆に台詞内の"ある事柄に対する作者の主張"みたいなものは生き生きとしてる。
ちなみに同作者の「永遠も半ばを過ぎて」(→感想)を読んだ時には、この雑さは感じなかった。
上記 批判してるように見えるが、基本的には骨太で読み応えのある娯楽小説。良い大風呂敷。
終盤のリアリティは突っ込みポイントでは無いと思う。
連想小説 山田風太郎ラスプーチンが来た」

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