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「凍りのくじら」辻村深月(図書館)を読む。面白い。
SF(少し・不親切)。辻村深月は初めて読んだ。「若くて美人の作家さんだ」と思った。思ったら、ヒロインにかぶってしまって読みづらかった。作家の写真は載せないに限る。
女流作家にありがちな自意識過剰な女子高生が主人公。不親切な小説だと思ったのはボーイ ミーツ ガールな小説と思いきや、ボーイの出番は無く、「そっちのキャラが活躍するのかっ」展開だから。少女は出会うべき少年は いませんでした、残念。
ストーリーのナビだった少女の観察眼も、後半は不発。話の接地感が無くなり、少し飛ばし読みした。
物語の最上の部分は母のフラットさか。高校時代のエピソードとか。