宇宙の果てまで
「宇宙の果てまで」 小平桂一 (図書館)を読む。
日本国外に世界一の望遠鏡を造る国家プロジェクトの実話。科学者(小平アネット桂子の父)の著書。
何故日本の施設を海外に造るかというと望遠鏡が高額の為、観測条件の良い場所に造らないともったいないおばけが出るから。
技術的な話に頭がついていけなかったが面白かった。もっと図解や写真を挿入してくれれば良いのに。
科学の大型計画を議会で説明する科学者
(米)
「この計画は我が国の防衛に役立ちますか」
「いいえ、防衛には役立ちません。しかし、防衛に値する国にするのに大いに役立ちます」
(日)
「どうして我が国で造らなくてはならないのですか。外国のを使わせてもらえば良いでしょう」
カラヤンのCDが買えれば、日本にはオーケストラが無くてもよいのでしょうか」
また
「どうして来年から予算が要るのですか。光が飛んで150億年かかる宇宙の果てを探るのに、10年や20年待てないんですか」と。これは意地悪な質問だ。
望遠鏡の名前は「すばる」か「みらい」が有力候補だったが「みらい」では いつまでも予算がつかないみたいだと敬遠されて「すばる」になったとのこと。
すばる望遠鏡HP
http://subarutelescope.org/j_index.html
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ドームを回し 望遠鏡を 星に向け 人類が一度だけ見る 今夜のこの星
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↑の短歌は本書の10頁にある文章を継ぎはぎして作りました。リミックスしただけでオリジナル部分は無い短歌変換です。