最初の誘拐テロ#2

イラク人質についての自己責任論の理屈がよくわからない。山の遭難に例えられているがテロと遭難をごっちゃにする意図がよくわからない。いやわかる。不愉快にわかる。
テロはテロで例えよう。
警告が出されたのに関わらず、信念で行動し、まあ危険を軽く見た所もあろうが東京でテロが実行される。死傷者が出る。それは確かに自己責任だ。日本はイラクもしくは世界秩序の為に自衛隊を派遣していると主張しているのだし、テロのリスクは引き受けても達成されるべき大義がある、という考えは考えとして有り得る。
日本国の決定が日本国民の血で支払われたとして、他国から「自己責任についてよくわかってない、軽率だ」等と非難されるいわれはない。対価は支払われたのだ。
人質の人もまさか自分がさらわれるとはおもってなかっただろうが、リスクは自分の身で体験した。他人から「自己責任についてよくわかってない、軽率だ」
等と非難されるいわれはない。
憎むべきはテロリストだ。
お金を払わせて自己責任をわからせよう、という発想がわからない。
警告にも関わらず東京でテロの死傷者が出たとして、イラク派兵の賛同者のみ被害の一部を補償させようとする発想と同程度に理解不能だ。