屋久島

縄文杉に会いに行く。
一日仕事となるので、朝の5時過ぎのバスに乗る。
弁当は民宿のおじさんに頼んでゲット。弁当屋に電話予約すれば、バスが弁当屋に途中停車して待ってくれる。島に信号はほとんど無い。宮の浦−荒川林道 960円。荒川林道から歩く。
昨日の白谷雲水峡と同じ格好なのだが、コンビニ袋、焦げ茶の薄い生地のズボン、スェードの靴と銭湯帰り風。コンビニ袋の中は合羽・折り畳み傘・タオル・ミニライト・(屋久島のおいしい水道水の入った)ペットボトル・弁当。悪目立ちしてたが、基本的に正しかった。軍手が必要かな、と迷ったが不要。
屋久島にはガイドの皆さんがいて、有料で一緒に登山をしてくれる。一人でガイド頼んでいる人に聞いてみたら「安くしてもらって7000円」だそうだ。グループで一人のガイドさんを頼んでいる人が多かった。色々な説明をしてくれたり、登山のペースを考えてくれる。今日の登山者はかなり多い。
最初は登山道というより平坦な道。トロッコのレール跡を歩く。トロッコは今でも生きていて、途中の休憩ロッジに物資を運んだり引き取ったりしてるようだ。体調が悪くなった登山者も持ち帰る。
小学校跡が中途にあり、建物は何もないのだが、平たい敷地は格好の休憩所となる。そこに生えていた苔のような群生植物を踏み歩くと毛足の長い絨毯のようで、一番腐海チックだった。
やがてレール跡の道から山道に切り替わる。枕木が結構歩きにくかったのでほっとしたが、山道でも階段になってる道が多く閉口した。山道のほうが得意。ペットボトルを飲み切る前に諸所で清流があり、水を汲める。あと茶色くスベスベした樹皮の樹に頬をつけるとヒンヤリしていて非常に気持ち良かった。
昼頃縄文杉に着く。(辿り着くまでの観光要所・素晴らしい景色は省略)大きかったが、よく大きさがわからず、触りたかったが近づけないようになってた。
縄文杉少し先で休んでいたらヤクジカが接近。頭をなでようとしたが失敗。少し昼寝して復路。
昨日会ったお爺さんと縄文杉で出会い、ご一緒する。お菓子を荷物として持ってきてるのが年の功だった。お爺さんが写真を撮る時など待たず先行してたが、無事最後には一緒にバス停へ。
言うまでもないが疲労困憊。


お爺さんと帰りのバスで相談し、今日の夕飯は一緒に自炊する事を決める。昨日の女の子も一緒となりスーパーに買出しへ。お爺さん・女の子の方の民宿で自炊しようとしてたのだが、台所狭いし、やけに蒸し暑かったので俺の方の民宿に移動。
民宿(兼釣具屋)の主人が居間(公共スペース)で、今日釣った魚の刺身を皆(民宿に泊まる他5人)に振舞っていたので三人とも ご相伴。主人は魚屋の魚なんて古くて食べられないみたいな贅沢なコトを言う。俺ら三人は食い意地のため、ご飯やおかずを皆に全然分けなかった。西瓜を等分に薄く切ったくらいのもん。
俺が沖縄からペットボトルに入れてきた泡盛。他の客がデカペットボトルで家から持ってきたワイン。主人の日本酒(焼酎?)、果実酒(モモ?)を皆で飲む。
主人の直球ぶりがおかしかった。「で、彼氏いるの?」