『囮物語』4話(化物語3期)

囮物語最終話 解答編
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結局は「不誠実な記述者」という叙述トリックの話である。ミステリの一形式。

撫子は戦場ヶ原に害意を持って、お百度を踏んでいた。一種の二重人格だ。
まあ、視聴者にとってフェアではないのだが、手懸かりは一応ある。
2話での
「暦お兄ちゃんに怪しまれたくない」
「それを言うなら心配をかけたくないじゃないのか。あぁん?」の会話。
また2話で暦に見つかった時の

ニヤリと笑む映像。(この映像は今回4話での回想シーンで使えば良かったのに)
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花澤香菜の演技で1番素晴らしかったのは、戦場ヶ原「半年待って。卒業式まで」の交渉に対しての哄笑だろう。
(ニコだと19:34-19:44)
結構ここは、視聴者に『無理のあるストーリー』と思わせてしまう可能性もあったが、彼女の演技ですんなり通した。

この絵と合わせた素晴らしい説得力。正に力のある映像かと。
あとは終始一貫した声の濁りの無さかな。西尾維新囮物語
千石撫子ちゃんがとことん可愛いだけの小説です』
と後書きで書いているが、アニメ4話での
「撫子であって、私じゃない」
も、"コントロールを失った醜い"声ではなく、"凛凛しい"声なんだよね。
ま、勝ち逃げエンドなんだから、当然の演出ともいえるが。
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槍でガスガス刺すのは、ちょっと唐沢なをきの漫画を連想した。
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