オンノジ (ヤングチャンピオン・コミックス) (ヤングチャンピオンコミックス) 
「オンノジ」施川ユウキを読む。面白い。新刊、といっても貰ったamazonポイントで買ったのだが。
全1巻。四コマ形式の長編は読みでがあるな。
少女が無人の街をさまようギャグ漫画。最初はkashmirの「てるみな」を連想した。*1
人がいなくても、何かと対話する事は可能なのだな。物理学者の長岡半太郎は「紙と鉛筆さえあれば研究はできる」と豪語したが、彼には紙と鉛筆さえあれば世界と対話ができたという事だろう。そこまで抽象的でなくても、全ての作られたモノには意図があり計算がありメッセージがある。その1つ1つを読み取ろうとする事は可能かもしれない。飽くなき精神があれば*2
試し読みリンク
(以下後半についてネタばれ)
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割とストレートな恋愛漫画を描くのだな施川ユウキ、という驚き。ねじれている人だと思っていたが(いい意味で)、こんな恋愛漫画を描くのか。男女がたんたんと会話し続けるというのは究極の恋愛漫画だと思う。
感想リンク ポンコツ山田.comさん プロムナードさん とだ勝之(漫画家) ノッツ(アーティスト)
作者リンク 東京マンガラボ

*1:ほんとの最初は「白の闇」を連想したのだけど、今ネットで調べると頭の中の粗筋とは結構違ってたよ。

*2:最初「飽きなければ」で段落をしめようと思ったが、あまりのしまりの無さに改定