「はたらく魔王さま!」2話

前回リンク(感想は無いが1話動画あり)
中二病アニメではなく、逆中二病アニメという所か。大言壮語と機知で現実を脱するのが中二病*1なら、ファンタジーな自分をいかに現実に近づけるかという逆中二病アニメ。リバース!!
天体戦士サンレッド」(アニメ)ほど三の線ではないのはビジュアルだろうなー。やはり人間の格好をしていると おちゃらけ感がなくなる。別に怪人差別をしている気は無いのだが…。溝ノ口(神奈川)と笹塚(東京)のイメージの差については脳内審議中。
はたらく魔王さま!」では、異世界から来た人が頑張っているのだが、これが30年前だったら"ラーメン屋で住み込み"とか"工場で住み込み"になったのだろう。女性だったら水商売か。雇用の流動化(労働の細分化)が進み、流れ者に生活の場を与えていると言える。神林長平著「ぼくらは都市を愛していた」では"現代都市は個人でも生きる事を可能とする巨大な個人支援システム"と言っていたっけ。
勇者エミリア→遊佐恵美になったのは、外国人が帰化し、無理に漢字を当てはめているのと全く同じだ。
中二病アニメといっても、ファンタジーな自分を現実に適合させるだけでなく、ファンタジーの反攻もある様子。ハーレムアニメが終盤シリアスになって作品世界を台無しにするような必敗パターンを踏まない為、現実感を最後まで忘れない均衡を期待する。接地感を。
感想リンク 失われた何かさん

*1:まあ、この定義は間違っているけど