テレ東 昼映画

マインドハンター」を観る。面白かった。ミステリ。2004年。
マインドハンター [DVD]
監督:レニー・ハーリン
孤島の連続殺人もの。登場人物は皆探偵*1…というかFBI。
テンポ良くて、テレビで観ると丁度CMが良い引きになるな。
連想小説 「猫柳十一弦の後悔」北山猛邦 isbn:406182791X
こういう映画は真相解明後、二度見して確認したくなる。人数も多くて整理したいし。
以下ネタばれ。
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島行って最初の夜、ルーカスがサラを慰めた時の言葉。「困難に挑戦しなくては」。*2
↑コレが二度見の最大ポイントかな。*3
その時と同じ池のそばでルーカスとサラがラスト活躍するけど、水中で銃を撃つって「マトリックス」連想するね。「マトリックス」は人が加速するけど、「マインドハンター」では銃が減速する。面白い相対化。
何故そのシーンでサラが無力感から復活して戦い始めたか?だが、ニコールに気づき、ニコールを妹に重ねたのが理由ではないか。だから、ニコールの銃を使う必要があった。敵が落とした銃を使った方が本来は早い。妹の弔い合戦に見立てニコールの銃を使う必要があった。*4
あと水が怖いからサラは息を止める自己訓練をしていたと脳内補完。
犯人の計画では「犯人役」としてサラが生き残る事が決まっていたぽいな。途中で仕立て上げられてるシーンは「犯人の精神的リョナだな」と思いながら観てた。ニコールについては物理的リョナ。
その他。
サラと最初組んでいたのはJD。
修理マニアのボビー。バーで電話番号を聞きだす。*5
レイフは珈琲が好き。結局彼の首は何処だ。バーではルーカスに「レイフ、次を分析しろ」と言われているが、ホモであってもバイの可能性があるから、彼の分析も合っている可能性が。ウェイトレスを見ていたのは事実だし。
「車椅子の人は真っ先に犯人候補から外れてもいい」とは観てる最中に思った。あんな工作無理でしょ。拳銃に細工したなら全員お昼寝の時かと思うが、お昼寝以降黒人先輩が1度使っているから、更にそれ以降なんだよな。そんな隙あったか?
ニコールの恋人が誰かよくわからんかった。
試験官が生徒祝福するかんかんのう踊りは笑った。
でも、サラ、壁時計なんて犯人でなくても狂っていたら直すから不合格だ。
感想リンク ビデオながら見日記さん もにょもにょ日記さん 上井密度弐號HPさん

*1:privateではないdetective

*2:若い時は色々ワルで、の台詞に対応して腕にタトゥーが入っていた気がする。大阪市と違ってタトゥー入れてもFBIになれるのか

*3:ちなみに2番目のポイントはサラが「殺されたのは順番ではない。個性(弱点)を突かれたのだ」シーンで「犯人は恨みから殺しているのではなく冷静で、万能感を楽しんでるのよ」台詞に犯人が賛成している

*4:おそらくココが映画の1番描きたかったシーンなのだろうけど、結構後に意図に気づいた。

*5:出来レースなのかは真偽不明。わざと賭けに負け続けていた可能性もあるし、本当に苛立っていた可能性もある。