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　　ISBN:4167839024
「悪の教典」上下巻　貴志祐介(図書館)を読む。面白い。
詐欺師の自叙伝「世界をだました男」*1より以下抜粋。

〜最後には良識が打ち勝つからだ。
しかし、闘争本能が理性を押し切るタイプの人間もいる。登山家が高い峰にそそのかされるのと同じように、彼らは与えられた機会にそそのかされる。なぜなら、山がそこにあるからだ。善悪は問題になく結果も問題ではない。そういう連中は、犯罪をゲームと見なし、戦利品だけを目標とすることはない。重要なのは冒険が成功することだ。もちろん戦利品にも恵まれれば、それに越したことはないが。
そういう連中は、いってみれば犯罪の世界のチェスプレイヤーだ。概して、天才並みのIQを持ち、頭の中のナイトやビショップは常に攻撃を仕掛けている。

「悪の教典」は学校版「ER」みたいな話かと思ったら、「BE FREE!」だった。
連想アニメ「Another」

*1:「キャッチミー イフユーキャン」で映画化。