「咲-saki- 阿知賀編」12話(テレビ版最終回)

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OP前の大阪3人は、彼女らが"もう1つの阿知賀"だった事を示している。
中学の仲間と高校で全国を戦う、という極めてわかりやすいモチベーションだ。阿知賀の面子だと"原村和と全国の場で会う(闘う)"という目標は、まず原村次第という所が難しい。半分が相手任せなら、目標として成り立っているかも疑わしい。真剣に原村と戦いたいなら個人戦に出場するべきだろう。
と、大真面目で指摘するのは野暮なのだが*1、大阪の方がわかりやすい阿知賀であるというエピソードが最終回OP前である。大阪の時系列を高校より前に戻す、つまり阿知賀1話相当の話を10話や11話でなくわざわざ最終回に持ってきたのがミソ。種明かしである。
とはいっても、この「咲-saki- 阿知賀編」の真の主役校は大阪千里山ではなく、東京白糸台であろう。本編の最終ライバル校である東京白糸台の強さを描写する為に企画されたスピンオフ、それが「咲-saki- 阿知賀編」かと思う。
なので、トキは宮永照に対して死力を尽くしたのである。2位狙いで流したら、宮永照を推し量れないではないか。
大阪のリュウカも11話最後で「トキー!!」と叫ぶ為だけにシリーズに配されたキャラで、見事その役割を全うした。すばらです。
1巡先2巡先3巡先の描写は本当素晴らしく、「Fate/Zero」切嗣のトリプルアクセル描写がいかに凡庸で工夫が無いかは前回書いたとおり。トキが背中から落ちる描写はOPと本編2回で計3回あり、ココは使い回しで正しい。2度目のトリプルアクセルでトキは自分が倒れる光景を見るが、3巡先というより試合後の予知だったのね。純粋な予知やないかい。
宮永照は「千里山?」とトキの様子に気付いただけだったが、俺の妄想ではトキの止まった心臓をあのコークスクリューで突いて鼓動を復活させると踏んでいたのだが。「もう、麻雀で死者は出さない」とかなんとか。
結局、決勝で宮永照は大将戦に出場するのではないだろうか。先鋒で飛ばす事ができなければ、接待麻雀の鬼である妹が神業のような点数調整で優勝をかっさらうと宮永照は思うはず。
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*1:何故なら麻雀漫画は薄い線を成立させるのが醍醐味だから