らしんばん

咲 Saki (10) (ヤングガンガンコミックス)
咲-saki-」10巻 小林立(古本)を読む。面白い。
のど咲巻。前巻リンク
レンタルを待ちきれず、400円で買い。200円くらいでリリース(再放流)したいものだ。
以下、「阿知賀編」アニメ11話までのネタばれあり。
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以前、長野県大会の時に こんな予想コメントを見た事がある。"全国では化け物ばかり集まり、相殺されて、かえって何も起きない。無能力者同士の戦いと変わらなくなる。"と。副将戦は それを思い出した。
またはワハハ戦略について。つまり「他のヤツが風越を撃ち落としてくれた!」待ちという他力本願の戦略について。
アニメ「阿知賀編」11話では、大阪が愚直なほどライバル(東京)に対して優越しようと力押ししてるが、対照的に「咲-saki-」10巻ではワハハ戦略を採用していて興味深い。やっぱりワハハ戦略を描写するとコメディになるな*1。原村和が「偶然極まりないですね」と鹿児島ロリをアシストして、岩手モノクルが苦労するという、ちょっとチャップリンを観ているような典型コメディ。
岩手モノクルは対異能なので、誰に当てるかが重要。ある意味、上条さんのような無能力者。
あと全般的に"異能がある"のが前提で、どう防ぐかという世界観になっている。だから異能を隠す戦略まで、段階は進んでいて、宮永照の照魔鏡の有効性が再認識された。*2
岩手の監督(kashmirが描くような幼女のような老女)の入浴シーンがあり、ユニットバスに入浴してる人と隣で服を着て便座に腰掛けている人との会話というシチュを思いつくとは、やはり小林立は天才。
岩手大将の異能て六曜だから6種類なのか。そんなに描く暇ないと思うが。149頁「初見では誰もまともに相手できなかった」とあるが、初見でなければ対応できるものなのだろうか(反語)。
語句メモ 天倪(あまがつ)→goo辞書
感想リンク 謎鳥さん
岩手リンク 私的素敵ジャンクさん
聖地巡礼リンク 人は島嶼にあらずさん

*1:「阿知賀編」11話では無駄にシリアスだった

*2:照魔鏡が過去の牌譜を見るだけの能力なら、それほど有効ではないが。