獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)
獣の奏者」1巻 上橋菜穂子(図書館)を読む。面白い。
異世界ファンタジー。主人公は少女。アニメは未見。1巻での完結性は無い。
著者紹介によると「精霊の守り人」で米国の賞*1を獲ったとの事。また文化人類学者としての専門はアボリジニ
さすがのメジャーどころ。読み応えある。小野不由美梨木香歩より王道か。少し半村良の「太陽の世界」も連想。
35頁の母の問い「野にいる闘蛇なら普通に出来て、飼われた闘蛇にできない事」の答えは(以下2巻以降の展開予想)
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……「自分で餌を獲る事」ではないだろうか。つまり特滋水は野生を奪う。*2
霧の民は母が故意に闘蛇を殺したという見解(70頁)。

*1:バチェルダー賞。その年の最も優れた英訳児童小説。

*2:この辺は居住地のネイティブアメリカンアルコール中毒になる話を思い出した。