本日最終エントリ

花物語 (講談社BOX)
花物語西尾維新(図書館)を読む。面白い。
前巻リンク
化物語シリーズ。化傷偽猫(黒白)傾花の刊行順。次は囮だ。
副題は『するがデビル』。これは神原駿河の物語。やはり、このシリーズは刊行順に読んだ方が良いと思う。西尾維新がいかに肩すかしの天才かを堪能できる。
(以下ネタばれ)
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花物語」の物語のジャンルは最後の1文で書かれているオチでもあるので、ここでは明記しない。が、最後の1文は40頁に書かれていたことのアンサーでもある事は指摘しておこう。

ほとんどの人間にとって、高校時代とは、思い出作りに終始する時間なのだ。言ってしまえば、一年どころじゃなく、三年間を棒に振るようなものである。
その三年間で思い出作りではなく自分探しをする人間なんてごく少数派だ---私はそのその少数派のほうの人間であるつもりだったけれど、どうやらそんなことはなく、どころかろくに思い出を作ることなく、三年を閉じそうである。
いや本当、この二年間。
何をしていたのだろうなあ、私は。
そして残りの一年---何をして過ごすのだろう。

今回の話は『物語シリーズ』というよりも独立性が強く、戯言シリーズの最終章でも扱える素材じゃないかな、とも思った。
感想リンク 夜明け前さん
関連リンク 神原と阿良々木さんがだべってるだけ
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