関連MAD×7

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声優対談*1から先に読み始め。
加藤英美里(QB)
「10話アフレコ中、本当に泣きそうになりました。アフレコ現場で生の声の演技を聴いてしまうと、アニメを観ているだけではわからない感動があるんですよ。…あの空気は同じブースにいる人しか味わえないんですよね」
悠木碧(まどか)
「10話の最後の方では、ちい様(斎藤千和・ほむら)とハートで共鳴しないといけないじゃないですか。これが嬉しくて超エキサイトしました。ほむらちゃんを浄化して魔女になる時がMAX楽しくて、すごい昂ぶっていましたね」
斎藤千和(ほむら)
「(10話『クラスのみんなには内緒だよ!』の演技に)みんなですごい笑ったよね。あの日のアフレコ現場では『内緒だよ!』っていうのが流行りました」
悠木碧(まどか)
「私は1話から3話まで努めて明るく振舞いました。最初から暗く入っちゃうとショック感が無い話だったので」
虚淵玄(脚本)
「『絵が可愛いから脚本もそうだと思った? 残念! 俺だよ!』*2って」
スタッフサイドは5人*3いっぺんで対談しつつ、別に1人1頁で単独インタビュー。
虚淵玄(脚本)
「マミの人気はアクションシーンの格好よさのおかげだと思っています。1話の段階から格好よかったけど、2話で優雅に踊って戦って、しかも最後紅茶ですから。…どれだけエレガントなんだ、この人は」
蒼樹うめ(キャラ原案)
「あの紅茶はびっくりでしたね。『格好いい!』と思いました」
岩上敦宏(プロデューサー)
「もう本当に映像の力ですよね。絵で見せられると格好いいけど、脚本で同じ事を書いても『えっ?』と思っちゃう」
虚淵玄(脚本)
「普通に俺のセンスが疑われると思います」
新房昭之(監督)
「『イヌカレーさんが、最後にマミに紅茶を飲ませたいと言ってるんですけど』と相談を受けたんです。その時は よくわからなかったけど『何か狙いがあるのだろうから良いかな』と。……できあがった映像を見たら、おかしくはあったんだけど、いい意味でおかしいというか」
蒼樹うめ(キャラ原案)
「ファンの間ではマミさんがちょっと痛い子キャラとして扱われたりするじゃないですか。あれは虚淵さんとしてはどうなんですか?」
虚淵玄(脚本)
「意外すぎたとしか言いようがない」
久保田光俊(シャフト社長)
「必殺技に名前をつけていたのもマミだけでしたね」
虚淵玄(脚本)
「あれは普通の魔法少女ものに見せかけようとするミスリードの為なんですね。そういう誘導が必要なくなった4話以降は、誰も技を叫ぶ必要が無いんです」
久保田光俊(シャフト社長)
「面白いですよね。ストーリー上の必要性からつけた技名だったのに、マミだけが技に名前をつけちゃう子、というように認識されてしまったのは」
↑はスタッフ対談の流れ。
水橋かおり(マミ)
「途中、出番がなかった為 私にしか技名がないというのを最後まで知らなかったんですよ。『あれ〜? 私だけ!?』って焦りましたね。きっと、さやかたちも言っているだろうと思っていたら、実は言ってなかったという。自分だけって意外と恥ずかしいですね。もう…マミさんたらお茶目だなあ」
「さやかに『人の為の願い事でもいいの?』と訊かれた時に『それなら、なおのこと自分の望みをハッキリさせておかないと』と答える その台詞のやりとりが好きでした。あそこで険悪になるかと思いきや2人とも相手に嫌な思いをさせてはまずい、と自分の中に飲み込んでしまう。その後、漂う一瞬の微妙な空気が面白い」
岩上敦宏(プロデューサー)
「マミ編、さやか編、杏子編とかオムニバス的なんですよね。ある意味では『化物語』のようにヒロインの魅力を順番に見せていく構成になっていて…*4
蒼樹うめ(キャラ原案)
「(さやかの魔法服の)スカートは髪と逆斜めにして変化をつけています」
新房昭之(監督)
「確かにさやかにこだわっている、という面はあるかもしれないです」
「フィルムができた時にかわいそうだなと感じて、アフレコでお芝居を聴いてるうちにだんだん心が痛くなってきて、もう少し救いがないかな、と。最初は こういうキャラだと割り切っていたんだけど、だんだん情がわいてしまったんだと思います」
「そういう感情がわいた事はあまり無いので面白い体験でした」
喜多村英梨(さやか)
「杏子道連れイェ〜イ!」
野中藍(杏子)
「オーディションの台詞にあったのが、まどかの前でうまい棒を渡すシーン。あれが学生時代にいた不良の先輩みたいな感じがして、杏子を好きになったんです」
喜多村英梨(さやか)
「私も実は杏子を受けて…」
水橋かおり(マミ)
「オーディションで真っ先に受けようと思ったのは実はQBだったんですね」
滝沢いづみ(色彩設計)
「10話のほむらの眼鏡の色は迷いました。候補は赤・黒・シルバー・黄色で意見も分かれていました。最終的には票の多かった赤になりましたが、他の色も可愛かったですよ。社内のほむほむ好きに全色プリントアウトして渡したら喜んで貰いました」
板村智幸(OP絵コンテ演出)
「オープニングの全カットにまどかを見守るほむらを追加するストーカーverという面白いアイデアを色彩の滝沢さんが考えていました」
劇団イヌカレー(異空間設計)
「ほむほむ派閥です」
新房昭之(監督)
(魔法少女まどか☆マギカを作るにあたっては)蒼樹さんの同人誌をかなり参考にしました。決して殺伐とした内容ではないんだけど『ひだまり』には出てこないような表情や佇まいが同人誌では色々見られて面白かった」
アクションディレクター*5阿部望と神谷智大は2人の対談形式。
阿部望(アクションディレクター)
「手応え、というか4話のさやかのバトルでしょうか。別段すごい事をしている訳ではないんですが、初めてアクション作監らしい仕事ができたんだと思います」
神谷智大(アクションディレクター)
「自分は7話から上手くいき始めた、と感じています。7話でのシルエットの戦闘が1通り上手くいったので、ほっとしました」
阿部望(アクションディレクター)
「自分たちとしては5話は1番がっかりな回です。せっかくの魔法少女同士の戦いなんだから、もっとできたはずなのに」
神谷智大(アクションディレクター)
「1番悔いが残っているのが5話。本当にさやかには申し訳ない」
神谷智大(アクションディレクター)
「自分たち、けっこうニコニコ動画で見ていたんですよ」
阿部望(アクションディレクター)
「あそこまで盛り上がっているのは意外でしたけど、反応があるという事は励みになりました」
神谷智大(アクションディレクター)
「いつもギリギリで終わっているので、作業は放送の次の話数くらいですよ」
神谷智大(アクションディレクター)
「ファンの反応の中に『次はマジカルRPG(ロケットランチャー)も出るに違いない』みたいな反応があったので、『よし、やってやろう』と思い…」
新房昭之(監督)
「最初のうちからファンになった人たちは根性ありますよ。……だから『まどか』の火の点き方は嬉しかった」
久保田光俊(シャフト社長)
「そういうファンと、こちらの作り手との間に一体感があったことも良かったと思います。我々は孤独な個人作業の集合体で作っているので、観てくれる人たちの声が聞こえてくるのは凄く勇気づけられます。盛り上がってくれた事がスタッフの頑張る力になって、作品がどんどん良くなっていった*6
新房昭之(監督)
「ファンの応援が無かったら『まどかマギカ』後半のクオリティは無かった」
久保田光俊(シャフト社長)
「(東日本大震災で放送が途切れた事について)だんだんと皆のモチベーションが上がってきていて、その中で10話をやりきって、ホッと一段落という時期でした。ここでの中断でスタッフのモチベーションが途切れてしまわないかは心配したところです。各話オンエア後の視聴者からの反応がスタッフの大きな励みになっていた面があるんですよ。作り手と受け手の一体感がぐんぐん高まっていたところだったので、それも途切れてしまわないかと不安がありました。
また東日本大震災は我々にも少なからず影響がありましたから…。電気や交通のトラブルで"物理的にアニメが作れない"という危機感もありました」*7
虚淵玄(脚本)
「震災そのものが大きなショックだったのは勿論ですが、自分の創作について言えば 『自分より長生きしてくれる』、そういうやりがい・喜びを感じていたんです。でも日本がなくなったら当然作品も残らない、日本語が通じる国家がなくなったら俺が今まで作ってきたものは どうなってしまうのだろう? そんな不安を感じました」
新房昭之(監督)
「実際、アニメどころではないんですよ。でも、そんな中で音楽の強さを思い知りました。心の支えになるのは音楽であって映像ではない。もし映像だとしてもアニメではない。例えば漫画雑誌なら、子供たち皆で回し読みして娯楽として成立する。でもアニメーションはそうならない。ある種の虚しさを痛感しました」
久保田光俊(シャフト社長)
「最後の編集の時、委員会の方々も含めて多くの方がプレビューに来られたのですが、みんな泣いていましたからね。お話も素晴らしいし、完成度が高かった事もありますけど『完成した、最後までできた』という気持ちが大きくて、みんな号泣でしたよ」
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他、ハノカゲ(コミカライズ作者)のアフレコ実況漫画4頁、魔女設定24頁など。

関連MAD
【MAD】魔法少女まどか☆マギカ「Answer is near」(完全版) ‐ ニコニコ動画(原宿)

↑3:50 歌ってるのは ONE OK ROCK
コマ落ちしてる時→ http://www.nicovideo.jp/watch/sm14276029?eco=1
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まどかマギカ 水着回ニコニコ動画(原宿)

↑3:09 ×ぱにぽに+手描きMAD 幻の8話だな
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名探偵だぞえ 曉美ちゃん ‐ ニコニコ動画(原宿)

↑1:11 ×ギャグマンガ日和
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【ネタ】円環の理に導かれたNG集【魔法少女まどか☆マギカ】 ‐ ニコニコ動画(原宿)

↑5:10
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【MAD】魔法少女まどか☆マギカ【 】 ‐ ニコニコ動画(原宿)

↑4:05
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魔法少女まどか☆マギカで「化物語」 (さやかのための動画) ‐ ニコニコ動画(原宿)

↑1:37
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【MAD】マミさんルーレット ‐ ニコニコ動画(原宿)

↑1:28

*1:まどか×ほむら、さやか×杏子、マミさん単独、QB単独

*2:残念さやかちゃんの流れって この発言が起点? それともこの発言が残念さやかちゃんを意識したもの?

*3:新房昭之虚淵玄蒼樹うめ・岩上敦宏プロデューサー・久保田光俊シャフト社長

*4:「願いと代償」というテーマが「化物語」と同じなのはわかってたけど。

*5:総作画監督の高橋美香に「常に瀕死状態」と言われた2人

*6:そんなギリギリのスケジュール設定自体、どうかと思うが。

*7:http://animeng.blog5.fc2.com/blog-entry-661.htmlによると 岩上P「震災後は一部のスタッフも動揺していましたし、テレビ局側にスケジュール通りに放送を要求されても間に合わなかったと思います」