「屍鬼」最終回

終盤の怒涛の盛り上がり*1は序盤のトロさ*2七転八倒していた人にとって「苦労って報われる」という誤ったご褒美(成功体験)になってしまうかもしれない。たいていのアニメは、5話ぐらいまでつまらなかったら、最後までつまらない。
多すぎるキャラ各自の物語も概ね回収されたようだ。「私だけ起き上がってしまって…」の若奥さんは その後が無い気もしたが……。住職父は漫画*3で深く掘り下げられていて、若住職の行動にも深みを与えているようである。アニメだと「何故、若住職は屍鬼側についたか」の説明が弱い。
村に火を付けたのは夏野だと、夏野vs辰巳対決のシーンで言ってた気がする(多分)。夏野は、屍鬼も人間も否定する立ち位置だとすると「この事件」で死ぬのが勿体ないほどのヒーロー性を獲得してるな。「物語」を超越してさまざまな事件に関われるシリーズものの主人公になれるのでは。平井和正人狼シリーズじゃないけど。
まあ「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」より"ゾンビもののエグさ"を満喫した。
感想リンク やらおん!さんまとめ さくらもちモチさん

*1:地獄と天国の17話18話から

*2:5話ぐらいまで

*3:最終回放映後、漫画喫茶にある最新刊だけ読んだ