「生徒会役員共」10話


前回リンク
学園祭回*1。ネタ密度が濃かった。少し疲れるくらい。
各キャラ好きな台詞(言い廻し)。
スズ「そっちじゃない(怒)」

アリア「完敗だわっ」
畑さん「知っているか」「♪シャッターチャンスは見逃すな〜キュピーン」

シノ「津田ぁ〜〜〜」(回またぎ天丼)
横島先生「おーい、生徒会役員共
津田「(最近、チョコバナナ状のものを)口にしたんじゃね?」
.
注目の台詞は津田のモノローグ
「文化祭自体、子供騙しですから」
だろう。「文化祭って童心に帰るよな」(大意)というシノの問いかけに対する津田の独白。
内心描写でシリアスめいたものはスズの独壇場で、彼女だけかと思ったら、初めて津田が自分のキャラクターを見せた。
ハーレムアニメ主人公の典型的な一類型で、「思ったより基本なんだ」と逆に驚く。"世の中を斜めに見る中高生"というククリ。一般的なアニメの順番だと「"世界を醒めた目で見てる少年だよ"というモノローグが初回のOP前にあり、SF的事件や突発的美少女が主人公に遭遇し、世界を変えていく」というのがパターンだけど、10話まで引っ張ったのが驚異の持続力というか構成力だろう。NOT早漏
その後、津田は寝落ち*2して文化祭をスルーしてしまったと後悔。「子供騙し」と馬鹿にしていた文化祭だけど、大切な時間が失われたような感覚を味わう。が、「今から後夜祭があるさ」(大意)とシノに慰められてEND。
醒めた主人公→世界の喪失→ヒロインによる救い
と、短い間に きっちり踏んでるなーと感心した。
最後「まあ、こういう終わり方もいいか」と津田*3。EDへ。
EDの意味も今回で気付いたのだが、誰でもない無名少女をED映像に配する事で、実写映画でよく見られる俯瞰EDと同じ効果を狙ってるのか。俯瞰EDとは、登場人物らの劇が終わってカメラを上から撮るようになり、いつの間にやら空撮が始まっていて延々まちの上からの景色が流れるED。「"物語"から"日常"へ返す」という意味で、このアニメのEDと俯瞰EDは同じなんだな。
.
おまけキャプチャ絵

木の下の種付け。これはジュラル星人じゃなかろうか。進路希望の選択肢にもチャー研あったし*4
感想リンク GOMARZさん 人生しょせんはったりさん 

*1:または"クッキーと慣性の法則"回

*2:ミツバの異種格闘技戦は寝落ちで すっぽかしたって事か

*3:某所で賛同3割・批判2割・畑「フラグなのか…?」5割。

*4:MMRもあったらしい。