象牙色の賢者 
象牙色の賢者」佐藤賢一(図書館)を読む。面白い。
「椿姫」のデュマを描く歴史小説
佐藤賢一は今までは、デュマ将軍*1、「三銃士」のデュマ*2を既に書いていて、今回で祖父から孫に至るデュマ三代記を書き終えた事になる。それぞれ独立して読めるが、勿論続けて読んでも良い。
偉人の末が変に観察的になり、振り返りがちになる点は桜庭一樹の「赤朽葉家の伝説」を連想した。

*1:「黒い悪魔」

*2:「褐色の文豪」