「MAG・ネット」化物語特集

OPからシャフトだった。尾石達也の映像。
化物語特集といっても、ざっと粗筋を紹介して

スタッフに訊いて、ちょっと他の人に語らせて…という食い足りなさがどうにも残る特集だった。やけに長く本編アニメを流してたし。
ヒットアニメとしてテレビが取り上げにくい作品ではあるんだよな。「こういう波及があってこういう社会現象を起こしています」でもないし、ガンダムみたいに設定が凝っていて その世界観を説明して尺を稼ぐ手法も採れない。
番組内で化物語ファンの鼎談が失敗してたように、共通認識として語るには難しいアニメなのかもしれない。ハルヒがその成功で信者を生み出し、彼らが作品を語り、作品を再利用して、時間差で伝播していき、ハルヒの名を残していったようなイベントは化物語では起きない気がする。突然変異的に売れて後に何も残さない不思議な作品になるような予感。作品そのものの性質だけではなく、講談社の商売下手もあるんだろうけど。
今回の特集に物足りなさを感じたのは確かだけど、面白かったのも確か。氷川竜介(アニメ評論家)のテクニカルな解説*1も納得したし、スタッフの話も胸が熱くなった。
OP5曲の作曲者として神前暁(こうさきさとる)*2の話。
神原駿河の特性として"スポーツ少女"と"エロっ子"の2つがあって、どちらのイメージで作るか訊いたらスポーツと言われた。個人的に1番好きなキャラは神原。*3
千石撫子は無口キャラなので、いじめたくなってラップを選びました。
メインスタッフとして尾石達也に話を訊いていた。シリーズディレクターの人。化物語は尾石の作品という位置づけ。最終話は全シーンで髪がなびいていて(その大変さで)ちっとも終わらないとか何とか言ってた。
検証企画として戦場ヶ原の持っていた文具の重さを実際に量ってみる試みがおバカで面白かった。2074g。


化リンク おかるとのヲタク日記さん

*1:独自理論なのかもしれないけど、楽しかった

*2:今まで"かみまえ あきら"って読んでたorz

*3:でも曲的に1番捨て曲っぽい。OP映像は良い感じだけど。