図書館戦争 
図書館戦争有川浩(図書館)を読む。面白い。
PF(ポリティカル・フィクション)。
アニメ観た時は「何で右手と左手が戦争してんだか」と最後までのれなかったが、小説なら読めるな。
主観で進む「小説」の視野の狭さが良いように働いた様子。映像化するとリアリテイは綿密に詰めていかなければ駄作になってまうという事か。(ある種のテンプレ的いつものアニメなら観てる方が"お約束"調整してくれるのだが)
328頁からが泣ける。
主人公側からしか描いてないので「正義がこちらにある戦いは楽しいなー」と少し不謹慎な高揚。メディア良化委員会側はどういう理屈で命を張ってるんだろ。
あとがきで「月9」を目指して書いたとの情報。アニメは「失敗した月9感」が漂っていて、同枠の後のほうの「東のエデン」が「成功した月9感」があったのを思い出した。
ちなみに文中の「こじき」うんぬんはアニメでは省略。その意味ではメディア良化委員会の勝利。