ビデオポケット大成店 Opera閲覧はネタばれの可能性あり

「ドミノ」(DVDレンタル)を観る。面白かった。
監督:トニー・スコット 脚本: リチャード・ケリー(「ドニー・ダーコ」の人)

アクション映画。映像系なので部屋を暗くして鑑賞するが吉。
実在の賞金稼ぎ ドミノ・ハービー*1が主役。冒頭の「実在のストーリーに基づいています」表記がトリックだ。上手く騙された。
シャッフル構成で、最初にFBI捜査官とドミノが事件を振り返る形で尋問室にいるのだけど、もっとストレートに過去→未来と話を進ませるべき素材なんじゃないだろうか。シャッフル構成は流行りなんだろうけど、トニー・スコットなら過去作「トゥルー・ロマンス」みたいなシンプルで面白い話を撮れるのでは…。うろ覚えで「トゥルー・ロマンス」を挙げたけど。年とると複雑さに逃げ込むよな。シーンも、もっとカットできるんじゃないかと思うけど、このゴチャゴチャが楽しい作品な気がしないでもない*2。トニー・スコット、楽しんで撮ってるなー。
コメンタリーで監督が「この車内シーンは実際に砂漠の道路をずっと100km/hで走らせて撮った。窓の外は映りこまないし、無駄じゃないかと言われたが、ほら リアリティが違うだろ」と贅沢な事を言う。「エクソシスト」(映画)で、吐く息が白くなるシーンを「実際に温度を下げた状態で撮った」ケースを連想。CG邪道イズム。
特典映像ほか充実してて、英語字幕やメイキングや実際のドミノ・ハービーインタビューなどあり。ドミノ・ハービーインタビューのコメンタリーでロングインタビューをそのまま流してて、話とか話し方を聞くと結構常識的な人にみえる。
ドミノを演じた主演は本編のフィルムの質感ではなく、メイキングフィルムの質感で見ると普通にかわいい。映画に小粒感があるのは この人の主演に迫力とか凄みとかプラスアルファが無いからでは?と後から少し思った。
「ビバリーヒルズ高校白書」「ジェリー・スプリンガー・ショー」など本編に登場。
感想リンク　まどぎわ通信さん　夜の樹さん
連想映画　「テルマ&ルイーズ」(女性アクションというくくり)
連想番組　「EXIT　アメリカ更生学校の10週間」(規則には従わないドミノを見て、規則に従わせる学校を連想)
.
.
.
ところでこのサイトのメインコンテンツは短歌です。→ポチっとな

*1:ドミノ・ハーヴェイが表記として主流らしい。ウに濁点て嫌いなんだよな。VとBをわける事の意味がわからん。だったらRとLも違いがわかるようにすれば良いし、語尾もerとarもわかるようにすれば良いし、要するにカタカナ使うなって話だよな。

*2:特典映像でカットされたシーンが観れるけど、それぞれ面白かった。