「狼と香辛料2」最終回 テレ玉

上手くまとめたなー。3期なくても良いくらいスッキリまとめた(誉めてる)。
ホロ-ロレンスの冒頭のやりとりは「勇午」(漫画)の「考えれば答が出てしまうので*1考えるのを途中で止めた」エピソードを連想。ホロを繋ぎ止める手はあるが、ホロに話した時点で無効化する。*2
「期待しているからだ」
の台詞ひとことでシリーズをまとめてしまったが、それも良し。ロレンスは女性の台詞に左右されやすい、というエピソードだった。
原作既読だけど大体忘れてる。だから以下の文章が正しいか不明だが、エーブの行動について考える。
おそらくロレンスを殺す気は無かった。エーブにとってロレンスは教会からの盾。それはロレンスが商会に所属してるからであって、教会に手荒な手段を採らせない為の抑止となると考えたからだろう。
ロレンスを殺してしまうと、教会にとって盾であったぶんだけ、エーブに対して矛になってしまう。つまり全国で商会から追われてしまう。(ロレンスの死が秘匿されてる間は盾として役立つが)
それでは意味がない。まあ安全を度外視してエーブは儲けを最大化したかったという推測もなくはないが。
ロレンスに宿屋の権利証を残したのも同じ論理。ロレンスとエーブの2人の取引でロレンスが損したのなら、やはりロレンスの商会に追われてしまう。金貨と同等の宿屋の権利証を交換すればロレンスの損にはならない。ロレンスは毛皮を買えずにただ儲けそこなっただけだ。
エーブにとって最善はロレンスが何日か気絶してエーブの時間を稼いでくれる事だったのだろう。アニメでは言及されてないが、あれは数日後の目覚めに違いない。…嘘です。それは無理あるな。まあエーブは そう願っていただろうと推測するのは良いよね。
エーブがロレンスを気に入ったから、何やらトドメをささずに情けをかけたのかなと最初思ったが(或るいはエーブは人を殺さない主義とか)、つらつら考えて以上のように考えることにしました。
感想リンク GOMARZさん ざ・せかんど・すたんだあどさん 巨人☆アニメ.jpさん 所詮、すべては戯言なんだよさん また君か。@d.hatenaさん
原作感想リンク 「狼と香辛料」5巻
3期あるとすれば船上の話と対立の町で2エピソードか。対立の町はロレンスが内心を喋り倒して誤魔化してるけど動きが不自然な話でアニメ的には難しいと思う*3

*1:のちのち捕まって自白剤を注射されると、、考えだした時点で予想していたので。

*2:ええと、連想の跳び具合がアレですよね。つまり、ロレンスはホロに尋ねられる事まで予測可能だったら"考えるのを止める"べきだったのかな、と。考え続けたら結論が出てしまうし、結論を言ってしまうとホロとは どっちにして別れてしまう。そのうち"別れなくても大丈夫な方法を考えつく"事まで予感できたら、そこで考えるのを止めて、後は未来の自分を信頼するのがベストだったのかな、と。考えついたらホロに隠し事はできないんだから。ええと、わかりづらいか。

*3:小説的には面白かったが