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狼と香辛料〈8〉対立の町(上) (電撃文庫) 狼と香辛料〈9〉対立の町(下) (電撃文庫)
狼と香辛料」8巻9巻 支倉凍砂(図書館)を読む。面白い。
前巻リンク
商人ラノベ。8巻9巻で1つの話。対立の町。大宮と浦和。
5巻6巻のストーリーを予想以上に忘却してて*1、なかなか読むのに支障をきたす。再読できる人は読み返すが吉。
読中、ラノベの枠をはみ出してるのでは?と思う…いい意味で。 強迫観念のような台詞のやりとりは以前と同じだが、昇華させて支倉凍砂なりの独自の境地を築いているような印象。
取引が意外な方向に進むあたりからストーリーとしてコケたというかキャラのエモーションが追えなくなって残念。助けるのは良いとしても「儲けたい」という動機からの転換が唐突感。まあ、小説としてはコケてないと思う。
前巻(6巻)あたりからシリーズのスタイルを変えてて、「エーブも当分見つからないか」と思ってたが予想外れ。エーブはシリーズのラスボスか中ボスあたりかと思った。
なお、商会を裏切る事と商会の有力者の依頼を断る事は同義では無い、かと。ヤバげと感じたら、依頼内容を聞く前に、商会の『正式な依頼』ならトップも了承してるのか確認しても良いし、依頼内容が極秘なのはアリとしても『ロレンスが誰々の指示で動いてる』自体は商会内で秘匿である必要がない。情報をねじ曲げて簡単に消されそう人の下で働くのに複数の言質を取らないのが間違いというか情報公開は大事というか。
感想リンク MOMENTSさん ウォーターバードさん njfの日記さん だい亜りーさん うぱ日記さん
連想キャラリンク 「めぞん一刻」五代くん

*1:まあ忘れてるから放映中のアニメを楽しめる訳だが。