サライ最新号7/2

納谷悟朗インタビュー
「銭形警部(ルパン)にしろ、沖田艦長(宇宙戦艦ヤマト)にしろ、こういう声がいいんじゃないか、こういう言い回しがいいんじゃないかと私なりに考えて作っていた部分があります。そうやって銭形警部のしゃがれて威勢のいい声が出来上がる。すると今度は絵の方が声の芝居を追いかけるような格好で作ってきてくれるんです」
(インタビュアー)山田康雄さんとのコンビは絶妙でしたね。
「ルパン役の康雄ちゃんとは同じテアトル・エコーの俳優でしたからね。舞台では しょっちゅう共演してたから、ごく自然に呼吸があった」
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「ある演出家さんが言うに、テアトル・エコーの役者は翻訳ものの芝居がいいって。何故かというと吹き替えをやっているからだ、と。吹き替えの仕事で知らず知らずに欧米人の動きやリズムに馴染んでいたのでしょう」