江戸ざくら金四郎 (双葉文庫) asin:4394101344
「江戸ざくら金四郎」山手樹一郎(図書館)を読む。面白い。
時代劇。
遠山の金さんの遊び人時代の話。金四郎ビギニング。
冒頭、連日賭博で負けて帰るヒモが出てきて、誰かと思ったら金さんだった。
桃太郎侍」(小説)のような女性配置だなー、と安心感を持って読んでたら意外な展開へ。
この単行本の前半は長編の前半分で、この単行本の後半は短編集になってる。狙った章構成ではなく、連載途中の大人の事情でgdgdな構成になってしまったのだろうか。長編の後半分が消失してて非常に薄気味悪い。
まあ、それでも面白いんだが。
短編は知的なミステリになってる。こんなに早いミステリは初めて。「半七捕物帳」より展開が早い。