2009-04-30 ■ 本 「夢を与える」綿矢りさ (図書館)を読む。面白い。 純文学。 とにかくタイトルがひどい、と思って読み始めたら良い意味で裏切られる。ベタベタの恋愛ものかと思ったら、星新一の小説のような乾いた筆致。その後、大藪春彦「汚れた英雄」展開。 終盤のインパクトが強すぎて小説の評価を微妙にしてると思うが、頁を次々手繰らせる面白さは大したもの。 前2作との違いに驚く人多数だろうけど、「奇妙な味の小説」というのは共通してるのか。 感想リンク Skeltia_vergber on the Webさん カフェビショップさん