たまさか人形堂物語 
「たまさか人形堂物語」津原泰水(図書館)を読む。面白い。
連作短編6編。おそらくこの巻で完結。続けられない事もないが、1冊の完結性は高い。
人形小説。主人公は30代女性。
津原泰水は本書で芥川賞か何か獲れば良いのに。
『毀す理由』
読後、一番印象が薄いけど一番エグいな。
『恋は恋』
連想リンク フィギュアメーカー・グッドスマイルカンパニー勤務 『ミカタンブログ -松戸駅から走って1分-』さん
『村上迷想』
関連本リンク 「町屋と人形さまの町おこし」
メモ 葡萄羹(ぶどうかん) 酒びたし
『最終公演』
チェコの話が主題なので、語り手聞き手の名前は出てこない。雑誌掲載時、初読で名を覚えるのが面倒くさい読者にとっては親切設計。もしくは当然の気遣い。
チェコで人形劇がさかんなのは、他国の支配下でも人形劇だけは母国語の使用が許されていたから。子供向けの幼稚な娯楽と統治者は侮っていたかもしれないが、その実痛烈な政治批判がなされていた。
ズデニェク・パラフはググっても引っかからないので架空の人物か。
『ガブ』『スリーピング・ビューティ』で計6編。
感想リンク 木耳さん
人形小説リンク 「りかさん」梨木香歩
人形動画 24秒くらいから少し変化

連想漫画 「街角花だより」こうの史代
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