「ダ・ヴィンチ」今月号(11月号)
図書館で読んだ。
http://web-davinci.jp/contents/guide/index.php
スペシャル歌会-穂村弘・豊島ミホ・西加奈子ほか。
テーマは「眠」。
おばあちゃん坊主の話長すぎて棺の中から助けてください
西加奈子
坊主の話が長いので生き返った、又は話が長いので誤葬を防いだ、という短歌かと思った。
つまり、主語は「おばあちゃん」かと思ったのだが「孫」らしい。
「助けて、おばあちゃん、甦って坊主の長話を止めて」という歌。(違ったかな)
冷蔵庫、スライム、綿毛、神様の掌、ベッドにしてみたいもの
豊島ミホ
最後字足らずか。「ベッドにして」は気にならないけど、「みたいもの」は不足感。俺なら「みたいものもの」か。
「掌」は「て」じゃなくて「てのひら」か。「てのひら べっどに」の方がリズム感出て良。
人間を喰った鬼たちこんこんとねむる でぱすとはるしおんのため
穂村弘
デパス・ハルシオンという睡眠薬が効いて鬼も熟睡という歌。デパス・ハルシオンをせっかく ひらがなにしたのだから「ため」は「為」と漢字にした方が「でぱすとはるしおん」が強調されると思う。さもなくば全ひらがな化か。
う〜ん、ただ最初漢字混じりで後半全ひらがなだと、読んでくうちに段々文意が取れなくなって眠くなるとか、そういう効果狙いか?