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「キサラギ」(DVDレンタル)を観る。面白かった。
ミステリ映画として高レベル。
監督:佐藤祐市　脚本:古沢良太
出演:ユースケ・サンタマリア, 香川照之, 塚地武雅
死んだアイドルを偲ぶファンの集いで犯人探し。一室だけで ほとんど話が完結する。この"閉鎖空間"っぷりはミステリ向きとおもた。外界と切り離し思考だけを跳躍跋扈させる空間は、推理ものとして相応しい。
それぞれ登場時に"ネットでの名前"を文字で出して欲しかった個人的な希望。文字で人物を把握したいのは俺の"ミステリ=書籍"脳のせいか。
製作側のミスディレクション(誤導)どおりかもしれないが、終盤 家 元を疑ってた。
アイドルが押入れに入ったのは、単に「そこだけ燃えてない場所だった、セーフティに見えた」という事かと思った。正常な判断ができてないという推定。手紙がクローズアップされた時は脅迫手紙かと思ったが。クッキーは浮気相手がいたの　かな、とか。
最終局面、皆で話をまとめようとするくだりは もっさり感。監督がテレビ出身のせいか、くどい。キレがない。あと最後、開放するように広い風景が欲しかった。ベタに空撮とか。
EDのアイドル曲は(一部で有名な)電波曲を採用すれば良いのに。歌が下手という設定だから、"下手な歌"を流さなくてはならないという事は無いかと。(途中で流すなら、下手でないと困るがEDならOK)
感想リンク　琥珀色の戯言さん
なお視聴覚障害者フレンドリーなオプションのあるDVDだった。