オイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White (1)(角川スニーカー文庫 200-1)
オイレンシュピーゲル」1巻 冲方丁(新刊)を読む。面白い。
戦闘少女ラノベ。近未来のオーストリーが舞台。
マルドゥック・スクランブル」の冲方(うぶかた) (とう)だが、続編を買わずにこっちを買った。
角川スニーカー文庫の本書の隣に富士見ファンタジア文庫の「スプライトシュピーゲル」1巻が並べられていた。ラノベレーベルを超えた販促プロジェクトらしい。すげ。
オイレンシュピーゲルという言葉に聞き覚えがあったので(阿部謹也経由)、こっちを買う。オイレンシュピーゲルを"死に至る悪ふざけ"と冲方 丁は字を充てていた。成程。冲方 丁の本気を見た。
トルソー少女は裸になるし、"愛される対テロ部隊"の為、徹底した計算で可愛さを演出されるし、鎮圧には容赦がないし。(参考→警察比例の原則)
敵は皆のびたでラスボスは悪のドラえもん。というトコがラノベ読者へのメッセージになっていて、それが一番の悪ふざけなのだろうか?
文章は弾丸のようなスタッカート。「ばいばいアース」では蛇のような のたくる長文だったっけ(うろ覚え)。
2話目が一番面白かった。<副長の無下に態度により、本官の自殺願望が刺激されました。至急、本官の 飛び降り 自殺許可を請う>
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