映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 [DVD]
「映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」(DVDレンタル)を観る。面白かった。
監督:原恵一
クレヨンしんちゃん」はテレビでも観た事ないけど、名作と讃えられていたので観てみた。
中毒と解毒の話。
最初の展開は笑えなかった。
①新しい文化を創り出せず懐古趣味に走り、中年が幅を効かす現代日本。そういえば映画「ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 [DVD]」も夕日がレトロの象徴だっけ。
②オトナのコドモ化と育児放棄
上の2つが描かれてるのを観て、なんか久々に真正の「預言の書」を見つけた気分。この映画、結構子供にとってトラウマ映画になるんじゃないだろうか。
オトナがコドモになるなら、コドモがオトナになる。良い意味で予想通りの展開。でも同じ事をやっていても、コドモの方がリアルに遊んでるような気がするのは羨ましい。オトナはどうしても遊んでるフリみたいだ。
で、オトナを大人に引き戻すのが、現実の臭さ(足のニオイ)というホロ苦さ。大人という現実に引き戻される時、回想シーンが挿入されるが、その回想の日常がせせこましい(つつましい)ことっ!!
まあ、実際のところ「夢」というか人生の楽しい部分は せせこましい日常の中からこじ開けて取り出すしか無い訳で、小説とか漫画とかゲームとか映画とかばっかり溺れちゃ駄目だと気付いた途端、「映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」を観るのを止めた。という事もなく、最後まで観た。面白かった。
感想リンク 岡田斗司夫 ARTIFACT@ハテナ系さん ○△□さん