マウスあてネタバレ

遊星からの物体X [DVD]
遊星からの物体X」をまた観る。原題「The thing」
ジョン・カーペンター監督
SF映画。異星人侵略モノ。視覚ホラーと心理スリルを合わせている。面白かった。
特筆すべきポイントは二つ。
①女性が出てこない。女性が出てこない映画っていうと俺はタランティーノの「レザボア・ドッグス」しか知らない。全編、緊張感で押し切っている。素晴らしい。
②ハッピー エンドではない。強引にでもハッピー エンドにする事で有名なアメリカ映画だが、この頃は そうでもなかったらしい。
というより小さいながらも「世界の終わり」を思わせるラストだ。全滅を炎を見ながら待つ男二人。
.
南極基地のメンバーを死んだ順に整理してみる
ベニングス(地質学者) ノルウェー基地から運んだ異星人にやられ死亡
フュークス(生物学助手) 焼けた眼鏡を残し行方不明。ブレアに殺されたか。マクレディの焼けた服を見つけた事あり。
ノリス(地理学者) 頭を打ちつけ死亡。または持病か異星人と相性が合わなかったか。隊長が「私は疑われているので指揮をノリスに任せたい」と言われ断った事あり。
コッパー(医師) 両手を食べられ死亡。
クラーク(飼育係) マクレディの血液検査を阻止しようと襲い、返り討ちで死亡。ブレアに異星人ではと疑われる事あり。マクレディが指揮権を執った時、隊長と一緒に拘束された事あり。死亡時、異星人ではなかった
パーマー(雪上車操縦士) 血液検査不合格で死亡。「ウィンドウズと組むのは嫌だ」が口癖。UFO好き。
ウィンドウズ(通信士) 異星人化したパーマーに殺される。「お前が異星人じゃん」と言いたかった事だろう。血液破損から隊長を疑い、銃を向けた事あり。
ギャリィ(隊長) 異星人(人型)のブレアに襲われ死亡。彼が最初にノルウェー人を撃ち殺さず、負傷に留めれば話は違ったろう。
ノウルス(料理人) 様子を見に離れ、行方不明。恐らくブレアに殺される(テレビ版はカットされたか)。マクレディの破れた服を見つけ、外に置き去りにして殺そうとした事あり。
ブレア(生物学者) 隊長とノウルスと合体したが爆死。ヘリから円盤を造れるくらい高知能。通信機能を壊したのは人間としてのブレアな気がする。最初に騒いだのはこの人だし、騒がなければ普通に全員異星人化しなかったろうか。
人類と接触して27000時間後(3年ちょっと)に全員異星人化を予測。
もしくは異星人の自分だけ冬眠して生存する気か。爆死した怪物もこの人ではないかも。
チャイルズ(メカニック) 映画終了時の生存者。隊長が指揮権を手放した時、リーダーをやろうとしてマクレディに阻止された事あり。血液検査に反対してマクレディに銃口を向けられた事あり。
マクレディ(ヘリ操縦士) 映画終了時の生存者。基地爆破は生存者を一人も出さずに封印する事が人類存続と考えたからか。あそこで基地爆破しないで、隊列組んでブレア狩りするのが普通だよな。
しかし、自覚症状がなく異星人化してる人もいるから、空気感染なんかな。人間と異星人の泥試合ともいえる。
深く考えない方が良いのかな。深く考えないでも面白いが、つい…ね。
.
参考リンク みんなのシネマレビューさん 男の魂に火をつけろ!さん